前回のブログエントリーの続編です。
iPhoneで模型の写真をなるべく綺麗に撮るには、やはりデジタルズームではなく光学ズームまでで抑えることが重要かと思います。
iPhoneはかなり接写能力が高いとは思いますが、さらに寄って高画質で撮るには外付けのレンズがあった方がいい。欲しいな。
というわけで、購入して試してみました。
Amazonの商品レビューを相当長い時間読んで吟味して購入してみたのがこの商品。
スマホの外付けレンズは数多く発売されていますが、大体広角レンズとマクロレンズのセットが多いです。2枚のレンズを組み合わせて広角レンズとなり、一枚だけを外して使うとマクロレンズになるという仕組みらしい。
セルカレンズという名称が出回っていますが、当初僕には意味が分かりませんでした。
どうやら、セルフカメラの略で韓国英語らしい。つまり、自撮り棒は大変仰々しいので広角レンズなら、控えめで自撮りもやり易いでしょ、という感じに普及しているのでセルカレンズという名称で流通しているようです。
商品を購入するポイントとしては、レンズがガラス製であること。
そして、最も重要なのがiPhone7 Plusで使用可能であること。
Amazonの商品紹介では、iPhone7 Plus対応と書いてある商品はもちろんあります。
が、どうも怪しい。
iPhone7 Plusの最大の特徴であるデュアルレンズに対して、商品画像の接続クリップに開いているレンズ穴はどう考えてもシングルレンズ用にしか見えないのですよ。
しかも、iPhoneのレンズは本体から凸状に少し飛び出ているデザインとなっています。
果たしてこれちゃんと付けられるんかい?と。
商品到着後、早速装着してみました。
結論から言います。そのまんまだとちゃんと装着できたとは言えません。
iPhoneカバーケースを装着したままレンズのクリップを付けたところ、カバーと飛び出たレンズが大体ツライチになっていたので、レンズクリップを装着するのに支障がなかっただけです。カバーなしではまっすぐ装着できないかも。
やっぱりね。これに関しては、Amazonの商品紹介に関してはあまり信用できないと思っていました。しかも、説明文も日本語が変だった。後日、調べてみたらAUKEYというのは中国メーカーです。
ただ、レンズと大体ツライチくらいの厚さのあるカバーを付けているのであれば、装着はちゃんとできます。
そして、撮影してみた結果です。
デジタルズームを使用せずここまで拡大して撮影できます。画質もまあまあ。
ゴミが付着しているのもバレバレです。
iPhone7 Plusに装着できるという商品説明に関しては、不正確な情報ですがレンズそのものについては使用できるレベルだと思います。
広角レンズの方については、改めて試した時にでも記事にします。それと、マクロレンズの方についてもちゃんと使ってみて、改めて記事にしようかと思います。
デジタルズームも駆使して、最大でアップするとアルティメットニッパーの刻印もこれくらい大きく写せます。画質はアレですが。
マクロ撮影ができることで、表現の幅が広がることは間違いないです。
iPhone7であればおそらく支障なく装着できると思います。7Plusであればカバーがデュアルレンズとツライチであれば装着できます。
むしろ、問題なのはこの次です。
AUKEY スマホ 望遠レンズ カメラレンズ 3倍望遠 クリップ式 iPhone、Samsung、Sony、Androidスマートフォン、タプレットなどに対応 PL-BL02
- 出版社/メーカー: AUKEY(オーキー)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
広角・マクロレンズがあったら、当然望遠も欲しくなる。というわけで、試しに買ってみたんですが。
iPhone7 Plusにはまっっっっったく使用できませんでした。
商品説明には7Plus対応と書いてありましたが、これは明らかに嘘ですね。
というのも、iPhone7 Plusではデュアルレンズを自動で切り替えます。どうやら、周りの明るさや焦点距離で自動制御を行なっているらしい。
そのため、外付けレンズを装着した側のレンズが選択されないと撮影は全くできなくなります。実際のところ、なぜかレンズを装着していない側のレンズばかりが選択されてしまい、ほとんど使用できなかったのです。レンズ装着後の条件が合わなかったのでしょうか。四苦八苦して何とか撮影しようとしましたが、ケラレもひどいし露出が狂ったのか真っ白な写真が撮れる始末。何の役にも立ちません。
レンズが重すぎる割にはクリップの力が弱く、いつ脱落するかヒヤヒヤする作りも含めてこれはハズレの商品と言わざるを得ないかも。
iPhone6ユーザーの嫁はんに試してもらって使えるようであれば評価を改めますが、7Plusユーザーから見るとまるで使えない商品と言えます。
これについては、iPhoneのカメラ用アプリを併用することで解決できる可能性があるかもしれません。この辺りも検証したのちに、記事に書きます。
少なくとも、この望遠レンズ単体でははっきり言って全然ダメです。
では、今日はこの辺りで。