前回記事はこちらです。
スロットルワイヤーの戻りが渋くなって非常に危険なので、関連部品の分解清掃、交換作業となります。初めてですよ!
さて、取り外したキャブレターの清掃作業に入ります。
まずは慎重に分解。
どこにくっ付いてるのかわからなくなると困るので慎重に。下部のカバーを外すとすぐにフロート室がむき出しになります。
動きを確認しながらパーツを外していきます。中の様子は、汚れもほとんどないし、動きもスムーズでした。内部パーツの歪みや変形もなさそうです。外側はさすがに汚れていたので、キャブレタークリーナーを使って綺麗にしていきます。
キャブレタークリーナーを吹き付けてキムタオルで拭き取っていきます。狭いところは歯ブラシを使っていきます。これがまた面白いように綺麗になるので楽しい作業です。
今回キムタオルを使いましたけど、もっと使い勝手がいいウェスがあります。
こっちのほうが断然おすすめ。
SCOTTプロフェッショナルタオルのほうが、厚みがあって吸収性がいいです。
チェーン等の拭き取りでもキムタオルより破れにくいです。
とても使いやすいので、バイクパーツ屋さんで見かけたら1ロールはついでにカゴに入れてます。
それから、分解清掃に使うかと思ってあらかじめクリーニングロッドも購入していましたが、今回は全く出番なしでした。穴ふさがってないし。あと、うちのキャブPC20には若干径が合わないロッド径だったかな。まあ、次回別の場所で機会があれば活用してみます。
分解できました。もうすでにクリーニングも終わっているのでピッカピカです。
実は一か所壊しかけました。
チョークレバーを固定しているナットをレバーと一緒に回らないように固定しているらしいワッシャーらしきもの(あえてナットを挟むように曲げてある)を訳も知らずにラジオペンチでひん曲げて外しちゃいました。組みなおすときに仕組みがわかりましたよ。ラジオペンチでもとに戻しました。多少ゆがみましたけど、なんとか戻せました。このパーツはスペアがなさそうなので要注意です。
ゴムパッキンは新品と交換しました。パッキン類はAmazonでも取り扱ってますが、商品単価と送料で釣り合わないので、バイクパーツを専門に扱っている「ウェビック」の利用がおすすめです。
パッキン類は中華のサードパーティ製っぽかったですけど、普通に使えるものでしたのでご安心を。
キャブレター本体を組みなおして、パワーフィルターを新しいものに交換。フィルター本体とエンジンをつなぐゴムパイプ、インシュレーターがすでにひび割れていたので限界だろうと用意してました。他の物を試す時間的な余裕もなかったので付いていたものと同じ製品に入れ替えました。
ケーヒンPC20のフィルター径は32Φですよ!
新しいハイスロセットも組み込んでいざモンキーへ装着。
もうすぐ作業完了と思ったら、トラブル発生でございます。
あわてたので写真撮り損ねましたので文章で説明します。うまく伝わるかな。
新しく用意したハイスロセットに付属していたスロットルワイヤーのキャブレター側エンドに被せてある金属パイプが燃料タンクに当たってキャブレターをうまく固定できません。クリアランスの問題です。
以前から使っているスロットルワイヤーにはそれがなかったので接触はなかったのですが。
無理やり止めることもできそうでしたが、タンクと当たっている金属パイプが走行の衝撃でタンクを突き破る可能性もあります。このハイスロセットの装着は断念することにしました。悔しい!
スロットルワイヤーの錆が今回のスロットル戻らない現象の原因かもしれないことを考えるとそのまま使用できません。いったん装着をあきらめて、古いスロットルワイヤーをメンテナンスして再使用することにしました。作業時に左の新しいグリップも接着してしまったんですがこれも買いなおします。
ここまでが土曜日の作業。翌日曜日にすべて完了できるのかが最大の焦点です。
つづく。