積みプラ戦記(briefing)

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モンキー フロントドラムブレーキの劇的パワーアップ

実は昨年末モンキーで通勤中に交通事故にあいました。

転倒したものの、ケガは軽微だったのとバイクもいくつかの部品を破損させた程度で済んだので今も元気にモンキー君は走っております。

バイク、車を運転して20数年ですが今回初めて保険のお世話になることにしました。

 これが大けがで入院してたりだと、手続きの流れとかも言われるがままで訳も解らずになっていたかもしれませんが、今回幸いにもほぼ無傷だったこともあったのでじっくりと話を聞きながら策を講じました。

と、交通事故の記録記事はまた別に書くことにして、今日はモンキーのフロントブレーキメンテナンスの話をします。

 

ブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキがあります。うちのモンキーは前後ともにドラムブレーキが付いております。性能面の話をすれば間違いなくディスクブレーキのほうが高性能ですけど、モンキーのディスクブレーキ化ははっきりいって結構なお金がかかります。やりたい気持ちはあるけど、実行はだいぶ先になりそう。

というわけで、ドラムブレーキをなんとか手なずけて日々の通勤をしています。晴れの日はハッキリ言って制動力がいまいち。特に朝の通勤時は車もバイクも自転車もみんなイライラ状態。あほな飛び出しやら無茶な運転する奴が多い中、制動力に不安があるのはやはりストレス溜まります。それを見越してゆっくり走ってるとやはりあほな車が無理に追い越したり幅寄せしたりしてくるし。

そして雨の日。さらにやっかいな通称「カックンブレーキ」。ほんのちょっとしかブレーキ作動させてないのにタイヤがロックするほどの強烈な制動がいきなり発生する。雨天時にドラム内部に薄く錆が発生し、これが摩擦を倍加させて運転者の意図しない強烈な制動を生む。モーニングロック現象なんて名前もついてるらしいです。

ほんの少しブレーキをかけたりを繰り返してブレーキドラム内を乾かすか、内部の錆が削り取られるとブレーキ性能は元に戻ります。それまではひやひやしながら騙し騙しの運転を続けなければなりません。。

構造的な問題なので、根本解決はないそうです。予防としては内部の掃除をして錆を落としてゴミが溜まらないようにするくらいでしょうか。

 

それでも、モンキーのブレーキ問題を少しでも解消したいと思っていました。

雨の日のタイヤロック問題はちょっと置いておき、さきに晴れの日の制動力不足をなんとかしましょう。ディスクブレーキ化は高すぎるから無理。ブレーキシューを高性能なものに交換する、ブレーキドラムを交換する?がまず考え付くことですが、さきにブレーキアームの交換を試してみることにします。

仕組みは至ってシンプル。ブレーキシューを開くワイヤーを引く力をアーム延長して強化する。てこの原理です。

実際装着してみた結果。すぐにわかる劇的な変化。

今まではワイヤーよ引き千切れろ!とばかりに思いっきりフロントブレーキを握り、ブレーキレバーがグリップに当たるくらいまで握りこんでもブレーキの利きはあまく感じていましたが。

ブレーキアーム交換によって、普通の強さで握ってもかなり満足できるレベルの制動力を発揮。ノーズダイブしてフロントサスストロークがいっぱいまで動きました。交換前ではどんなに急ブレーキしてもフロントは沈まなかったんですよね。

取付もお手軽で、値段も安いながらブレーキの強化としてはかなり効果のあるアイテムです。カブ用のブレーキアームに交換するというのも定番カスタムらしいですが、やってることは同じ。

 

握ればブレーキが強烈に効いてくれるようになったので、これだけでも日頃の通勤時のストレスが軽減されます。このモンキーを最初に組んだショップはなぜこのカスタムをしてくれなかったんだろ。田舎道をゆっくり走る想定だったから・・・かな。まさか都会の通勤用途になるとは当初は想定されてなかったでしょうし。

今回のカスタムは非常に効果的で満足です。

ちなみにリヤのドラムブレーキ用のアームも売っています。僕も購入しましたが、取付していません。上に書いた雨天時のタイヤロックがフロント以上に顕著に発生するので、取り付けるのは保留にしてます。

 

さて、そろそろ事故の話もまとめて記事にしようかしら。